

5月も半ばに差し掛かり、連休明けのだるさから徐々に回復しつつあるこの時期。
心理的安全性を保つ大切な要素として、「ご縁」の捉え方に目を向けてみましょう。
人との出会いはすべて「ご縁」
仕事や家庭、日常の中で巡り合うすべての人は、「ご縁」の一部です。
自分で職場を選んでも、その場にどんな人がいるかは運命に近いもの。
中には「良縁」もあれば「悪縁」もありますが、ほとんどは、自分の努力次第で“良縁”へと変えていける「努力縁」です。
- 良縁:会うだけで嬉しい、人として素敵な人
- 悪縁:価値観が合わず、耐えられない人
- 努力縁:最初は気が合わないけれど、関わり方で変わる人
この3つのうち、最も多いのが「努力縁」。
つまり、自分の接し方次第で見違えるご縁にも変化するのです。
ご縁を良縁に変えるためにできること
どうしたら良縁と関係を育めるのでしょうか?
- 相手を知る意思表示をする
「1on1」を週に10~15分、仕事以外の話も含めて相手と向き合う時間を作る。 - 距離感を大切にしつつ情報共有
プライベートや得意なことを1つずつ共有しながら信頼を積み上げる。 - 小さな質問や気遣いを日常に取り入れる
「週末どこかへ行った?」「〇〇さんは今、何を頑張ってるんだろう?」など、気軽な話題から始めてみる。 - 相手の背景に興味を持つ
氷山の一角でしかない相手の“表情”を越えて、その人の価値観や物語に寄り添う。
相互理解が信頼と安心を生む
人間関係とは、自分の理想と誰かの現実との間で生まれるもの。
「なんだか合わないな」と感じても、それだけで縁を見切るのは早計。
努力縁を良縁に変える行動を積み重ねることで、お互いの理解が深まり、居心地の良い関係性が育まれます。
心理的安全性の高い職場は、実は人間関係の丁寧な築き方に長けている場所でもあります。
お互いに歩み寄り、関わり方を工夫する姿勢こそが、良い「ご縁」を育む鍵となるのです。
今週のアクション
- まずは“1人”から始める
面識が浅い人と「ちょっと雑談してみよう」と決めて一つ実践。 - 情報の交換を少しずつ増やす
自分の好きな食べ物、趣味、休日の過ごし方など、1個ずつ話してみる。 - 相手を肯定しつつ、距離を感じたら深掘りも
気になる人には問いかけを続けながら、“背後にある人間性”に触れてもらう。
巡り会いのすべてが「良いご縁」とは限らなくても、自分次第で変えていけるのが「努力縁」。
5月のこの時期、自分の周囲で出会った人との関係を「あ、いいな」「話してみたいな」と思えるご縁に育んでいく
小さな行動を、ぜひ取り入れてみてください。
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