

4月に入り、新しい年度が始まりましたね!
新入社員や新入生を迎えるこの時期、社会も人々も新しい環境に向かって動き出します。
実は私も、この春から飲食店をオープンするという新たな挑戦が始まりました!
今回は、新年度における「職場の立ち上げ」と「新メンバーとの共通認識の作り方」について、お伝えします。
新たな挑戦「おにぎり屋さん」をオープン
料理をしなくても、手軽に忙しいお母さんたちが手を止めて
「今日はここに買いに行こうよ」ということが気軽に出来る場所を作りたいな
という思いがあり、“町の実家”のような温もりある「おにぎり屋さん」をオープンしました。
このおにぎり屋さんのスタッフは全員が新規採用です。
学生や主婦の方など、さまざまな世代の方々が一緒に働くことになります。
オープンに向けた準備として、
まず最初に、「このお店はどんな場なのか?」を全員にしっかりと伝えることに重きを置きました。
たとえば、「いらっしゃいませ」ではなく「こんにちは」と声をかけること。
雑談も歓迎する空気づくり。
そして、何よりも“ここに来てホッとできる場”を全員でつくることを伝えました。
おにぎりの握り方を教える前に、まず、
「なぜおにぎりなのか」
「日本人とお米の関係」
「味噌汁がなぜ長年愛されているのか」
といった単なるマニュアルでは伝えきれない“仕事の意味”を共有しました。
スタッフたちは、その話を聞いて
「ただ食事を出すだけじゃない」
「これは大切な役割を果たしている」
と、自分たちの仕事に誇りを感じ始めてくれました。
🍙おにぎり屋さんはこちらからご覧いただけます♪
配属先でも「共通の目的意識」を
これは飲食店に限った話ではなく、企業に新入社員が配属されるときも、
まずはその部署の「存在意義」や「共通の価値観」を伝えることがとても大切です。
「私たちはこの会社の中で、こういう部分を担っているんだよ」
「そのために、このチームではこんな風に働いているんだよ」
こうした“場の目的”がわかると、新人も「自分の仕事が全体にどう繋がるのか」をイメージしやすくなります。
新人だけでなく、既存社員にも響く「再確認の時間」
特に注目したいのは、「新人が来るからこそ、既存社員ももう一度立ち返る機会になる」ことです。
「私たちはなぜこのチームで働いているのか」
「どんな価値を大切にしているのか」
こうした再確認が、組織全体の方向性や士気を統一させていきます。
夫婦で例えるなら、結婚記念日に「私たちなんで結婚したんだっけ?」と振り返るようなものですね。
新年度、どの組織も新しい人を迎えたり、新体制に入ったりする節目の時期。
そんなタイミングだからこそ、
部署やチームの「共通認識」や「思いの共有」に時間を使ってみてはいかがでしょうか?
それが、新人にとっては安心とやる気に繋がり、既存のメンバーにとっては初心を思い出すきっかけにもなるでしょう。
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