

3月もいよいよ下旬!
年度末を迎え、私たちの暮らしや働き方にも大きな変化が訪れる季節ですね。
入学、入社、転勤、引っ越し・・・
新しい環境に身を置く人が増える中で、誰しもが一度はぶつかるのが「馴染めない」という感覚。
今回は、そんな時期にこそ大切にしたい「自分をどう扱うか」についてお伝えしていきます。
新しい環境は誰だって不安
何でも大丈夫そうに見られるんですけど、私自身、実は人見知りなんです。
新しい場所に行けば、最初は目立たないように、隅っこで様子をうかがいながら過ごすタイプなんです。
新しい学校、新しい職場、新しい地域・・・環境が変われば、人間関係もリセットされます。
そんな中で「すぐ馴染まなきゃ」と焦るのは当然。
しかしそれが叶わないと、「私、なんかおかしいのかな」と人は感じてしまいがちです。
馴染むために必要なのは「場の目的を知ること」
「誰と仲良くなればうまくやっていけるかな」と、人間関係に焦点を当てがちですが、
「その場が何のために存在しているか」を理解することの方がとても重要です。
たとえば、学校は勉強をするため、会社は仕事で成果を出すため、地域コミュニティは安全な暮らしを支えるため。
その「場」に期待されている役割を理解し、それを果たすことができれば、自然と居場所はできてきます。
「快」と「不快」を基準にする
「人にどう思われるか」ではなく、
自分が何を快と感じ、何を不快と感じるかを明確にしておくことが大切です。
「人・場所・こと」の3軸で、自分にとって居心地が良い・悪いを振り返ってみる。
それによって「この場は合わない」と思ったら、無理にそこに合わせるのではなく、
「自分が快適にいられる選択をしていい」と、自分に許可を出してあげるんです。
馴染めないことは、悪ではない
「人」の機嫌を取るより、まずは「自分」の機嫌を取りたいですよね。
無理に人間関係に合わせようとして疲弊するよりも、自分らしく振る舞い、その中で役割をきちんと果たすことが、
最終的には自分の居場所をつくる近道になります。
最初は「付き合いが悪い」「場の調和を乱す」と言われるかもしれません。
でもブレずに自分の軸を貫く人は、やがて「あの人はあのままでいい」と認められ、不動の存在感を持つようになるのです。
最終手段だってある。「選ぶ自由」は自分にある
どうしても合わない場所なら、「引っ越す」「離れる」という選択肢だってあります。
「家を買っちゃったから…」という状況でも、「売る」という選択だって出来ます。
私たちは本来、環境を選ぶ自由を持っているのです。
無理して馴染もうとせず、あなたをご機嫌にしてくれる場所は、必ず他にもあるのです。
年度末から新年度にかけて、多くの人が新しい環境へ踏み出す季節。
そんなときこそ、焦らず、自分の「快・不快」を基準にして、自分らしい過ごし方を大切にしてみてください。
きっと、あなたにとって自然に馴染める場は見つかるはずです。
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