#33 今年の振り返りをして心理的安全性を高めよう!

感謝と労いで締めくくる年末のすすめ

12月も後半に差し掛かり、2023年もいよいよ終わりが見えてきました。
仕事納めが迫り、家庭や職場では忙しさがピークを迎えている方も多いのではないでしょうか。

そんな慌ただしい時期ですが、今回は「今年の自分の仕事を振り返り、感謝と労いで締めくくる」というテーマで
お話をします。

 

年末だからこそ「振り返りの時間」を作ろう

年末はどうしても「来年の目標」に意識が向きがちです。
手帳を新調したり、メディアで「来年のトレンド」が取り上げられたりすることで、自然と未来志向になりやすいものです。

しかし、来年をより豊かに過ごすためには、「今年の自分をしっかりねぎらう」時間がとても大切です。
私たちは日々、目の前のタスクに追われて、頑張ったことを当たり前として流してしまいがち。
だからこそ、1年の終わりに「今年の自分ってすごかったな」と振り返る時間を持つことが、心の充実につながります。

 

今年の自分に丸をつける

振り返りといっても、反省や改善のためだけではなく、自分の努力に感謝し、労いの気持ちを向けることが大切です。

例えば、今年の手帳やカレンダーを見返してみましょう。
「あの時期、すごく忙しかったな」「この仕事、大変だったけどやり遂げたな」と、自分の頑張りが見えてくるはずです。

この振り返りを通じて、以下のような質問を自分に投げかけてみると良いでしょう。

  • 今年、一番大変だった仕事は何だった?
  • その中で自分が工夫したことや乗り越えたポイントは?
  • 自分にとって「今年のベスト3」の出来事は?

こうした質問をもとに、「今年の自分はこれだけ頑張ったんだ」と自分自身に丸をつける時間を持つことで、
達成感や自己肯定感が高まります。

 

チームでの振り返りもおすすめ

振り返りは個人だけでなく、チームでも共有すると効果的です。
今年、特に忙しかったプロジェクトや出来事をみんなで思い出し、「あの時は本当に大変だったけど、やり切ったよね!」と
共感し合うことは、心理的安全性を高める大きなきっかけになります。

例えば、忘年会が難しい場合でも、ランチタイムに「今年の5大ニュース」を共有するだけで、チーム内の結束力が高まります。
仕事以外のエピソードなら、「家を建てた」「ペットを飼い始めた」などを含めても、話題が広がり、
チームの多様性や個性を知るきっかけにもなるでしょう。

 

忘れずに「感謝と労い」を

忙しい年末は、「今年を振り返る時間なんて取れない」と思う方もいるかもしれません。
ですが、振り返りに必要なのは、ほんの少しの時間と気持ちの余裕です。

反省ではなく、感謝と労いを中心にした振り返りをすることで、心に余裕が生まれ、ポジティブな気持ちで
新年を迎える準備ができます。

  • 個人の場合:「今年のベスト3」を手帳やノートに書き出す
  • チームの場合:ランチやちょっとした時間に「お互いの頑張り」を共有する
  • 全体として:「来年にモヤモヤを持ち越さない」と決めて、すっきりと年を越す

これらを意識するだけで、気持ちの切り替えが上手くいき、年末年始の忙しさの中にも充実感を感じられるはずです。

 

まとめ
年末は、来年に向けた準備のためだけでなく、「今年の自分」を認め、感謝するための貴重な時間です。
個人でもチームでも、自分たちの頑張りに目を向け、ねぎらい合うことで、次の1年へのモチベーションを高めるきっかけになります。
2023年を締めくくるこの時期、ぜひ自分自身や仲間との振り返りの時間を大切にしてくださいね。

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